埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の一部と地域住民との間で摩擦が表面化している問題などを受け、自民党は13日、外国人問題について小野寺五典政調会長を委員長とする特命委員会を設置することを決めた。近く初会合を開く。
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この日の党総務会で小野寺氏が報告した。会合後、鈴木俊一総務会長は党本部で記者団に「川口のクルド人の方々の問題や、中国人の方々の問題など、さまざまなことが指摘されている。党として、やはりしっかり対応すべきでないかという指摘があった」と説明した。
一方、総務会メンバーの河野太郎元外相は12日、自身のブログとXで「川口市のクルド人」と題する長文を投稿。川口市を視察したとして「取り締まりをきっちりやることが、まず必要」などと述べた。また、同日夜にはXで「外国免許切替(外免切替)」の制度上の不備について言及するなど、外国人問題についての発言を活発化させている。