お酒を飲まない50代がハマる”脂肪肝”の落とし穴「やせた人」「酒を飲まない人」が脂肪肝になる意外な理由


【図解で見る】3つ当てはまるとヤバい? 脂肪肝リスクがわかる『脂肪肝チェックテスト』

以下では、その栗原医師が「『やせた人』や『アルコールを飲まない人』がなぜ脂肪肝になるのか」について解説します。

 脂肪肝というと「太った人がなる病気」というイメージを持っている方も多いでしょう。また、「お酒をたくさん飲む人がなる病気」というイメージを持っている方も多いと思います。

 しかし、こうしたイメージが当てはまらない場合も数多くあります。

 それというのも、「やせた体型の人」や「アルコールを飲まない人」が脂肪肝になるケースも少なくないのです。

 「かなりやせているほうだし、お酒なんてまったく飲まないのに、健康診断の肝機能の数値がめちゃくちゃ悪くて、再検査時にお医者さんに聞いたら意外にも脂肪肝だと言われた……いったいどうして?」――そういうケースがけっこう増えてきているんですね。

 どうして脂肪肝に筋肉量が関係するのか、から説明しましょう。

 そもそもわたしたちの筋肉は、体内の余った糖質を「いざというときのためのエネルギー」としてストックする役割を果たしています。

 ブドウ糖をグリコーゲンに変えて筋肉内に貯蔵しているわけで、言わば糖質エネルギーを預かる倉庫のようなもの。そのため、やせ型で筋肉量が少ないということは、糖質をストックできる倉庫の量も少ないということになります。



Source link