ロシア、バスを攻撃して9人死亡 停戦協議から数時間後


両国は首脳会談や停戦、捕虜交換の可能性などを協議したものの、大きな進展はなく、その後もロシアによる空からの攻撃は続いた。

地元当局によると、攻撃は17日午前、スーミ州ビロピリャ市で発生した。スーミ州軍政のトップによれば、7人が負傷し、このうち3人が重体という。

ウクライナ国家警察は通信アプリ「テレグラム」で「これは単なる砲撃ではなく、冷酷な戦争犯罪だ」と非難。警察と地元当局は、ロシアが民間の標的を攻撃したと指摘した。

ロシア国営タス通信は、国防省の声明を引用し、ロシア軍がスーミ州でウクライナ軍の装備集積地を無人機で攻撃したと報じた。ロシアとウクライナは互いに民間人を標的にしていると非難し合い、いずれもこれを否定している。

ウクライナ国家警察が公開した写真には、右側と上部に大きな穴が開き、窓ガラスやフロントガラスが粉々になったバンが写っていた。

ウクライナ当局によると、過去24時間でロシアの攻撃により少なくとも13人が死亡、38人以上が負傷した。スーミ州の攻撃を含む。ドネツク州で2人、ハルキウ州とヘルソン州でそれぞれ1人が死亡したという。

16日の協議は、戦争開始初期以来、両国の代表団が直接顔を合わせる初めての場となった。しかしトルコ・イスタンブールでの会談には、提案者であるロシアのプーチン大統領は出席せず、下級の代表団を派遣。ウクライナのゼレンスキー大統領も、プーチン氏以外とは面会しないと表明して欠席した。

交渉に詳しい関係者がCNNに語ったところによると、ロシア側は協議でウクライナに領土の割譲を要求。ウクライナは以前からこの要求を拒否している。英国、フランス、ドイツ、ポーランドの首脳はロシアの要求を「受け入れられない」と非難した。



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