2025年5月18日と19日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、能登半島地震の復興状況を視察するため、1泊2日の日程で石川県を訪問された。
【写真】愛子さま、「ホワイト」と「ブラック」を使い分けた洗練パンツルックを見る。他、被災者にひざをついて話されるお姿なども
1日目は七尾市にある仮設住宅「万行第2団地」で高齢者が参加する健康体操を視察された後、「七尾市和倉温泉お祭り会館」で温泉旅館の復興プランや祭りの再興に向けた取り組みについて説明を受けた。その後、金沢大学のボランティアサークルの学生らと懇談された。
2日目は志賀町役場で、志賀町の稲岡健太郎町長から復興状況などの説明を受けた後、「道の駅とぎ海街道」で仮設店舗などを見学し、被災した店主らと懇談された。その後、足を運ばれた「志賀町地域支え合いセンター」でボランティアの受付会場をご覧になり、実際に活動するボランティアや支援員から説明を受けた。
今回、愛子さまにとって初めての被災地ご訪問だったが、2日間とも、動きやすそうなパンツスタイルを選ばれていた。
1日目は、動きやすそうなアイボリーのジャケットに、ライトグレーのパンツという組み合わせだった。オフホワイトのバッグやライトベージュのヒールを選び、全体的に落ち着いた印象のワントーンコーデにされていたが、華奢なチェーンのネックレスやパールのイヤリングが上品さをプラス。また、ホワイトのインナーが爽やかな印象を与え、顔を明るく見せていた。
襟部分にV字の切り込みが入ったテーラードカラーはハンサムな印象だが、動くと揺れる、後ろにまとめたロングヘアーが女性らしさを出している。
1日目の白系のワントーンから打って変わって、2日目はモノトーンコーデでお出ましに。お召しになっていたのはブラックのチェックのジャケットと、ブラックのワイドパンツ。バッグなどの小物も黒で統一し、全体的に重厚感があり、大人っぽさが際立つコーデだった。
しかし、ジャケットが柔らかさや親しみやすさを与えるチェック柄なので、堅苦しくなりすぎない、バランスの取れたコーデとなっていた。ネックレスはされていなかったが、存在感がある2粒のパールがついたフープイヤリングが華やかさを演出していた。
色や印象が異なるが、爽やかさがある1日目も、重厚感が感じられる2日目も、どちらも落ち着いた雰囲気や大人っぽさが感じられるスタイルだった。
困難な状況にいる被災者を励ますため、暗すぎず、明るすぎないコーデを意識されたのかもしれない。