マクドナルドの「ハッピーセット」が「大量放置」されてとする動画や画像がSNSで拡散されている。拡散されているのは、テイクアウト用の袋に入った大量の商品がカウンターに並んでいる動画や、セット商品がレジカウンターをぎっしりと埋める画像だ。
【画像】多くの店舗で早期に販売終了したハッピーセット「ちいかわ」第1弾
これらの投稿は大筋で次のように訴えている。転売目的でハッピーセットを大量に注文している客がいた。おもちゃだけを持ち帰って、残りの商品を大量に放置していた――。だが、これらの投稿を「フェイク画像」だと指摘する声もある。
日本マクドナルドは2025年5月19日、「SNSの投稿については調査中となり、個別投稿については確認・お答えを差し控えます」とJ-CASTニュースの取材に説明。さらに、一部店舗で商品の提供が遅れたり、一部店舗の周辺で渋滞などが発生したりしたとして謝罪した。
■「ちいかわ」のおもちゃを目当てにした転売ヤーの大量購入?
これらの投稿がSNSで拡散したのは、5月18日ごろだ。広く拡散した投稿の一部は、ハッピーセット「ちいかわ」のおもちゃを目当てにする、いわゆる「転売ヤー」が大量に購入していたと訴えるものだ。一方で、画像が「フェイク」だと指摘する向きもある。
マクドナルドは5月16日、「ちいかわ」と「マインクラフト ザ・ムービー」のおもちゃが付属されるハッピーセット2種類の第1弾を販売開始。だが18日、多くの店舗で早期に販売を終了したと発表した。第2弾は23日から販売開始するとも伝えている。
このハッピーセットを巡っては、同社は転売対策として「おひとりさま4セットまでのご購入をお願いしております」「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はご遠慮ください」と公式サイトに呼びかけていた。
しかし、16日の販売開始後、今回のハッピーセットに付属する「ちいかわ」のおもちゃなどがフリマサイトなどで大量に転売された。