【台北=田中靖人】台湾の蔡英文総統はローマ教皇(法王)フランシスコの電報に対し、「誠意あるあいさつと祝福に感謝し、教皇の訪日が順調に進むことを祈ります」と返信した。外交部(外務省に相当)が24日までに明らかにした。
教皇は23日、タイから日本への空路で台湾が管轄する台北飛行情報区(FIR)を通過した際、蔡総統に電報を送付。蔡氏も航空管制当局を通じ、直ちに返信したという。
バチカンは欧州で唯一、台湾と外交関係がある。台湾当局は教皇のタイ、日本歴訪に合わせた訪台を希望。キリスト教徒の陳建仁副総統が10月にバチカンを訪れて訪台を要望していたが、発表された今回の外遊日程には含まれていない。