【05月22日 KOREA WAVE】韓国慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)のボランティアセンターで、女性職員が上司からのパワハラやセクハラ被害を労働当局と警察に告発した。13日に放送されたJTBCの報道番組「事件班長」で、センターで社会福祉士として働く被害者の女性らが証言した。
女性は昨年までチーム長を務めていたが、今年から一方的に降格され、社会福祉士として配置された。女性は「理事長と事務局長の機嫌を損ねたからでは」と推測している。
センターでは理事長が月に2〜3回、勤務時間中に酒席を開き、事務局長は参加しない職員に「空気を読め」と圧力をかけていた。
女性によると、こうした酒席や職場では常習的にセクハラ発言が繰り返され、事務局長からは「その顔と体ならまだ通用する。なぜ理事長の機嫌ひとつ取れないんだ」といった暴言を浴びせられたという。また、酒席で太ももを触られるなどのセクハラもあった。
このほか、道の議員を交えた酒席では議員の隣に女性職員が座らされ、事務局長から「女性が注いでこそおいしい。議員に酒を注いであげなさい」と指示されたこともあるという。
また、別の女性職員は、理事長から「女は見た目が悪くても愛きょうがあればいい」「身長は?スタイルは?まだ体は見てないけどね」といった発言を受けたと明かした。
理事長と事務局長は「笑顔でいた方がいいという趣旨だった」「そんな発言はしていない」と否定し、「職員の仕事ぶりが問題だ」と話をすり替えようとしている。
被害者は現在、パワハラについては雇用労働省に、セクハラについては警察にそれぞれ通報済みで、既に被害者聴取も受けたという。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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