【プロが断言】シンプルにして王道の「絶対に忘れない記憶力」の鍛え方


● 「記憶」はすべての学びの土台

 あらゆる学びの場面で「記憶」は大切です。

 暗記偏重の過去の詰め込み教育には批判もありますが、自分の頭で考えるためにも情報を記憶することは重要です。

● 記憶こそ、テスト本番で頼れる唯一の武器

 スマホはもちろん辞書や参考書も持ち込めないシチュエーションで、東大入試のような難しいテストを解くためには、自分の頭にインプットしておいた記憶以外に頼れるものはありません。

● 記憶力を高めるには?

 では、記憶力を高めるためには、どのような方法があるのでしょうか?

 この話の理解を深めるため、まずは「記憶」について簡単に整理しておきましょう。

● 記憶には「量」と「質」の2つの側面がある

 記憶には「量」と「質」という2つの側面があります。

 量というのは、いかにたくさん覚えるか。英単語を5000語暗記している人より、1万語暗記している人のほうが、記憶の量という点では優れています。

● 「たくさん覚えたつもり」では意味がない

 一方、質というのは、どれほど深く覚えるか。

 仮に英単語を1万語暗記したつもりでいても、間違って覚えていたり、浅く理解しているだけの単語が多かったら、記憶の「質」という点では評価できません。

● 「思い出せるか」こそが本当の記憶

 質に関しては、記憶にはもう1つの側面があります。それはどれだけ想起しやすいか、つまり、どれだけ思い出しやすいかです。

 記憶したつもりでも、それが状況に応じて即座に、かつ自在に呼び起こせないと“宝の持ち腐れ”になってしまいます。少なくとも、実用的ではありません。

● 絶対に忘れない記憶力の鍛え方

 日本史の教科書を読むよりも、NHK大河ドラマを見たほうが印象に残りやすいように、芋づる式に想起する手がかりが多いほど、質の高い記憶といえるでしょう。

 ※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

神田直樹



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