【05月25日 KOREA WAVE】韓国で結婚に前向きな意向を示した女性の割合が過去1年で約9ポイント上昇し、出産への意欲も大幅に増加したことが明らかになった。特に25〜29歳の若年女性において顕著な変化が見られる。
低出生高齢社会委員会は5月20日、「結婚・出産・子育ておよび政府の少子化対策に関する国民意識調査」の結果を公表した。この調査は2024年3月・9月に続いて3回目となり、同一設問で比較し、意識の変化を分析したもの。
調査によると、「結婚に対する肯定的な意識」は72.9%で、前年3月比で2ポイント、前年9月比で1.4ポイント増加。特に未婚女性の結婚意向は57.4%と、前年同時期より9.2ポイント、直近調査からも1.7ポイント上昇した。
中でも25〜29歳の女性における結婚意向は64%に達し、1年前に比べて7.4ポイント、直近調査からは6.7ポイント増加した。一方で男性の結婚意向は全体で71.2%と、前回調査より1.7ポイント低下。25〜29歳男性に限れば72.1%で、4.4ポイントの減少を記録した。
また、出産に対する肯定的な意識も拡大している。「子どもは必要」という意見は70.9%で、前年3月より9.8ポイント、9月より2.7ポイント上昇。男女ともに肯定的な回答が増加し、40〜49歳の女性では6.4ポイントの伸びが見られた。
子どもがいない層の出産意向は39.7%で依然として40%を下回るが、1年前より7.1ポイント、直近調査より2ポイント増加した。特に25〜29歳女性では、出産意向が6.6ポイント上昇し、「子どもを持たない」と答えた割合は5.7ポイント減少するなど、意識の変化が顕著だった。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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