ヘンリー王子夫妻に「金銭難」報道 莫大な支出と収入激減の実態

英国のヘンリー王子とメーガン妃夫妻の莫大な支出の実態が明らかになり、金策に走るとされるメーガン妃の動向が注目されています。新事業の画策や暴露日記執筆といった様々な憶測が飛び交う中、夫妻の生活にいったい何が起きているのでしょうか。この金銭的な状況について、イギリスの民放ドキュメンタリー番組が詳細を報じました。

ヘンリー王子とメーガン妃。金銭的な困難が報じられている夫妻の様子。ヘンリー王子とメーガン妃。金銭的な困難が報じられている夫妻の様子。

明らかになった莫大な支出

2025年6月14日に放送されたイギリスの民放『チャンネル5』のドキュメンタリー番組では、ヘンリー王子夫妻のアメリカ移住後の莫大な支出が浮き彫りになりました。夫妻は約21億1200万円とされる豪邸を購入しており、その住宅ローンは約13億6900万円に上るとのことです。このローンを30年で返済する場合、月の返済額は約650万円から1150万円になると計算されています。

さらに、チャールズ国王からの支援が停止された警護費用は、ヘンリー王子自身が負担しており、その額は年間約5億9000万円と報じられています。夫妻が外出する際には、年間約11億800万円から17億7000万円もの費用がかかると推計されています。

ヘンリー王子夫妻の金銭状況を示すイメージ。ヘンリー王子夫妻の金銭状況を示すイメージ。

専門家が語る収入源と今後の展望

コメンテーターのデーブ・スペクター氏は、夫妻の今後の収入について言及しています。Netflixやポッドキャスト、出版社との契約による巨額の収入は、今後しばらくは期待できないだろうとの見方を示しています。ヘンリー王子は生まれた時から金銭的な苦労を知らない人物であるため、現在の状況は彼にとって特に厳しい可能性があると指摘しています。一方、メーガン妃については、出産直前のダンス動画が5000万回以上再生されるなど、インフルエンサーとしては成功しているとしつつも、それをどのように収益化するかは別の問題であると述べています。

コメンテーターのデーブ・スペクター氏。コメンテーターのデーブ・スペクター氏。

英国王室ジャーナリストの多賀幹子氏は、夫妻の警護体制について解説しています。メーガン妃は、多くの警護人に囲まれていることをステータスのように感じ、喜んでいる側面があるとの見方を示しました。ヘンリー王子に関しては、母親である故ダイアナ元妃がパパラッチに追われ事故死した経験がトラウマとなり、警護を重視する背景にある可能性を示唆しています。外出時の警護には車やボディガードが多数必要となり、それが費用を押し上げる要因となっているようです。

英国王室ジャーナリストの多賀幹子氏。英国王室ジャーナリストの多賀幹子氏。

これまでの主な収入源

ヘンリー王子夫妻のこれまでの主な資金源は多岐にわたります。故ダイアナ妃からの遺産として約19億6800万円、祖母である故エリザベス女王からの信託基金として約15億7400万円を受け取っています。また、王室を離脱するまでは、チャールズ国王から年間約4億5200万円が支給されていました。

かつての潤沢な資金に代わる新たな収入源が課題となっているイメージ。かつての潤沢な資金に代わる新たな収入源が課題となっているイメージ。

個人事業としては、ヘンリー王子の回顧録『スペア』による前払い金と印税で約43億2700万円、Netflixとの契約では2020年からの5年間で約197億円を得たと報じられています。メーガン妃個人の資産は約9億円とされています。

まとめ

ヘンリー王子夫妻の生活は、高額な住宅ローンや警護費用など、莫大な支出によって成り立っています。これまでの潤沢な資金源に加え、自らの活動による収入も得ていますが、専門家は今後、以前のような巨額の収入が継続するかどうかについて不透明な見方を示しています。高コストなライフスタイルを維持するため、夫妻、特にメーガン妃が新たな金策を模索している状況が続いています。

参照: チャンネル5 ドキュメンタリー番組, Yahoo!ニュース 掲載記事