トランプ政権がハーバード大学の留学生受け入れ資格を停止すると発表したことを受けて、中国人の留学生は「不安が大きく」無力感にも苛まれているとANNの取材に答えました。
「2024年の秋に入学する前はこういう事態になるとは思ってもみなかった。国際教育やアメリカの高等教育に大きな影響を与えることになると思う」(中国人留学生 李浩津川さん、以下同)
こう話すのは、2024年ハーバード大学に入学し、公共政策を学ぶ中国人留学生の李さんです。
「中国とアメリカの貿易戦争・デカップリング・中国の問題という文脈の中で、私たち中国人留学生の問題もあるかもしれないし、総合的な問題だと思う」
トランプ大統領が大学に「留学生リスト」の提出を求めたことについては、「ビザ取得時に個人情報を詳細に出しているので心配していない」と述べる一方、今後については、留学生の間で不安が広がっているといいます。
「夏の間アメリカを離れていた留学生の何人かに影響が出そうで、予定通りに戻ってこられるのか、戻ってきた時に影響を受けるのではないかと心配している」
この問題をめぐっては、これまで大学側からの正式な通知はないそうです。
「トランプ政権とハーバード大学、この2つの機関が置かれている立場は個人的には不平等・不均衡だと思う。その結果、私たち留学生に大きな心理的影響とプレッシャーを与えている。不安や無力感が大きく、どうしようもない」
(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部