メルセデスベンツは3月、スタイリッシュ4ドア「CLA」新型を発表したが、その頂点に立つ、「ベイビーAMG」こと、メルセデスAMG「CLA」市販型プロトタイプが出現した。
モーターは合計3基搭載され、合計出力は507ps/373kWを超える可能性が高い
これまでで最もカモフラージュが薄く、独自のフロントバンパーとアクティブリヤスポイラーを特徴としていることがわかる。
新型メルセデスCLA EVは、北米を含むヨーロッパ以外の多くの地域ではまだ発売されていないものの、次期AMGモデルの開発はすでに順調に進んでいるようだ。プロトタイプを見ると、デビューが近づくにつれ、高性能モデルの真髄が明らかになりつつある。
まずフロントを見ると、大型のインテークを備えた特徴的なフロントバンパーが目を引く。そして、中央には独特のメッシュパターンが施されたインテークが新たに設けられていることがわかる。詳細は判別しにくいものの、このモデルには密閉グリルと、星空のようなヘッドライトが装備される。
側面では、よりスポーティなサイドスカートとミシュラン・パイロットスポーツタイヤを装着した、新デザインの軽量ホイールを装備している。これらのホイールは、フロントに赤いキャリパーを備えた強力なブレーキシステムによって支えられている。また、フロントフェンダーには、AMG専用と思われるバッジも確認できた。
リヤエンドは一見するとそれほど目立たないように見えるが、よく見るとアクティブスポイラーが装着されているほか、AMGモデルと通常モデルを区別するために、バンパーとディフューザーも変更されるはずだ。
キャビン内は、ミニマルなインテリアで、スポーツステアリングホイールといくつかの特別なディテールが施されると思われる。おそらく、10.25インチのデジタルインストルメントクラスター、14インチのインフォテインメントシステム、そして14インチの助手席側ディスプレイなどが搭載されるだろう。
メルセデスはパワートレーンの詳細について明らかにしていないが、メルセデスの子会社YASA社が開発したアキシャルフラックスモーターが搭載されるといい、モーターは合計3基搭載され、合計出力は507ps/373kWを超える可能性があると噂されている。
これが事実なら、510psを発揮し、0-60mph加速2.9秒、最高速度163mph(262km/h)を誇るテスラ「モデル3パフォーマンス」と真っ向から競合することになるはずだ。
また、AMGモデルには独自のバッテリーパックと「V8モード」が搭載されるという噂もある。後者は、V8エンジンの轟音を再現するとされており、メルセデス自身も、人々が実際に求めているのはまさにそれだと認識しているようだ。
APOLLO