「赤信号は止まれ」〇か×か…“簡単すぎる10問”で日本の免許を取れる「外免切替」に予約殺到。逆走、ひき逃げ…外国人ドライバーの“悪質な事故”が絶えない背景


外国人が日本で運転する3つの方法

そもそも、外国人が日本で運転する(日本の運転免許証を取得する)ためには、主に3つの方法があります。まず、ジュネーブ条約に基づく国際免許証を取得する方法です。対象となる国は、アイスランド、イギリス、イタリア、スペイン、バチカン、アメリカなど100カ国に限られるため、条約に加盟していない国の出身者は別の方法を探らなければなりません。

2つ目の方法は、外国で取得した運転免許証に日本語翻訳(領事機関などで発行)を付ける方法です。対象となる国はスイス、ドイツ、フランス、ベルギー、モナコ、台湾のみで、この6カ国以外の出身者は、やはり別の方法を検討する必要があります。

3つ目の方法は、日本国内で教習所などに通い試験を受けて免許を取得する、または、外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える方法です。しかし、日本の教習所に通うのは時間も費用もかかるため日本に永住(または長期滞在)する人以外は、外国の免許証を日本の免許証に切り替える「外免切替」を選択することが多いようです。

中国、ベトナム、ペルーなどは、ジュネーブ条約にも加盟しておらず、運転免許証に日本語翻訳を付けることも難しい。そうなると外免切替を選ぶことになるわけです。

そもそも日本の外免切替によって、運転免許証を国際免許証に切り替えられれば、ジュネーブ条約に加盟している約100カ国で運転できるとあって、非常にコスパが良く、中国人やベトナム人の申請が殺到しているのですが、この外免切替がいま問題になっています。



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