マックの“ちいかわ”ハッピーセットを買ったのは転売ヤーだけか 「マスコミが煽って一般の客が飛びついた」との声も


「ちいかわ」ハッピーセット、第2弾は翌日に完売

【写真】第1弾の“ちいかわ”ハッピーセットを開封した結果当たったファン垂涎のグッズたち

 ところで、このちいかわコラボのハッピーセット、第1弾のときは、発売直後なら比較的容易に入手可能であった。筆者が第1弾の発売に合わせて各地のマクドナルドを調査して回ると、埼玉県や千葉県のベッドタウンのマクドナルドでは、翌日の17日でも並ばずに買うことができた。18日の昼過ぎには売り切れる例が多かったが、それでも店によっては購入できた。

 17〜18日、ハッピーセットを買ったついでに店員に話を聞いたところ、「行列ができた」というコメントもあったものの、「売れ行きは凄かったが、思ったほどではなかった」「特定の店になぜあんなに転売屋が集中していたのか、謎です」「万全の体制で備えていたが、それほど人が来ず、正直言って拍子抜けしてしまった」などと言われたほどである。この頃はまだまだ余裕があったのだ。

第2弾のほうが混雑した要因を推測

「もちろんお客さんを見ただけで転売屋かそうでないのか、判断するのは難しいのですが……ただ、うちの店は外国人の姿は見られませんでしたし、普通の家族連れや、ちいかわのファンと思われる、バッグにグッズをつけた女性客が大半でした。おそらく、早く買わないと売り切れると思って買いに走った人が多かったのではないでしょうか」

 こう話すのは、埼玉県内のマクドナルドのアルバイト店員A氏である。A氏によると、明らかに転売屋よりも一般客が多かったという。また、数々の物販を経験してきた百貨店店員B氏は、「転売屋が全体の売れ行きに与える影響など、微々たるもの」と語る。曰く、単純に日本人は流行りものが好きで、他人が持っているのを見ると欲しくなってしまう。そういった一般客が売り上げに与える影響は大きいのだという。

「転売屋は忌み嫌われる存在ですが、転売屋ばかりが商品全体の何割も買い占めできた例など、聞いたことがありません。どんなに多くても3%程度だと思います。断言しますが、商品を実際に買っているのはほとんどが一般のお客様。ニュースやテレビ番組で騒がれ、ブームや品薄が報じられると商品が欲しくなるのは日本人の習性じゃないですか。これまで何度も経験してきたことの繰り返しなので、特段驚くことではありません」



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