“政権奪取の女神”か、それとも… 国民民主党の山尾志桜里氏擁立に禁じえない「8年前との既視感」


【写真】議論紛糾! 国民民主党からの出馬が内定した「4人」の顔ぶれ

 同党はこの日の両院議員総会で、次期参議院選挙の候補として山尾志桜里氏、足立康史氏、須藤元気氏、薬師寺道代氏の4人を内定した。だが、これを受けて、それまでは同党に好意的だったネット世論が大きく批判に転じた。とりわけ強く逆風を浴びているのが山尾氏だが、その状況には既視感が否めない。

■改めて振り返る山尾氏の来歴

 山尾氏は民主党政権が成立した2009年8月の衆院選で愛知7区に初出馬して当選した。2012年12月の衆院選で落選して一度は永田町を去ったものの、2014年12月の衆院選で復帰し、2016年3月に民進党が結成された際には岡田克也代表(当時)から政調会長に任じられた。

 しかし、8歳下の弁護士とのホテルでの“前祝い”が『週刊文春』にスクープされることが発覚。前原氏は山尾氏の幹事長への任命を断念した。一連の騒動を受けて民進党を離党した際、山尾氏は準備していた書面を読み上げるのみで、記者団の質問に答えずに立ち去った。

 それは、5月23日の国民民主党による参院選の候補者のポスター写真撮影会に、山尾氏ひとりだけが欠席したことからもうかがえる。こうした「何をやっても許される」という特権意識を許している一因が、世論を敵にしても山尾氏の参院選擁立を諦めない同党の玉木雄一郎代表だ。



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