「深夜1時にノコギリみたいなのを挽く音が…」遺体は浴室で血抜き、バラバラに…7人殺害の事件現場になったマンションのその後


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「ギーコ、ギーコ」と響くノコギリの音、鼻が曲がる腐臭

「たしか(2002年の)5、6年前やったんやけど、深夜に1時間くらい、ギーコ、ギーコっち感じで、ノコギリみたいなのを挽く音が上の部屋から響きよったんよね。それで、なんの音かねえっち言いよったら、しばらくしてから、3階から上の階で肉が腐ったような臭いがするようになったの。もう、鼻が曲がるような臭い。その臭いが2、3年くらい続いたかねえ。とくに夏場になるとひどくなったんよね」

 主犯の松永太死刑囚と内妻の緒方純子無期懲役囚は、被害者を殺害した後、その遺体を解体し処分していたのだ。判決文によれば、最初の被害者である広田由紀夫さんの遺体は、浴室で解体された。

「松永は、『バラバラにして捨てるしかないな』、『まず血抜きをしよう』などと提案し、その結果、由紀夫の死体は解体して処分することになった」

 さらに、松永は被害者を殺害する前から、凄惨な虐待を繰り返していた。

「松永は、何度か、『電気のボクシング』と称して、由紀夫と甲女(由紀夫さんの娘の清美さん)に指示して、松永と緒方の面前で、通電用に加工した電気コードの針金やクリップを握らせた上、互いの身体に通電し合うことをさせて面白がった」

 このような残虐な行為が日常的に行われていた部屋に、現在住んでいるA子さん。彼女は部屋の雰囲気についてこう語る。

「とくになにか嫌な感じとか、そういうものはありませんでした。それでいうなら、前に住んだことのある部屋の方が、事故物件ではないのに不穏な雰囲気がありましたから」

 しかし、完全に平穏無事というわけではないようだ。

「部屋を暗くしてホラー映画を見ていたら、いきなりスマホのSiriが、『なにを言ってるのかわかりません』と反応したりはしました。あと、入居して半年くらいはよく、誰もいないのにいきなり玄関のセンサーライトが点いたりしていたんですね」

 7人もの命が奪われ、遺体が解体された凄惨な犯行の舞台。その部屋に今も人が暮らし続けている事実は、事件の残虐さと日常の不思議な共存を示している。

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「文春オンライン」編集部



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