備蓄米、大手コンビニ3社は随意契約の申請受理されず 各社再申請へ


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 「弁当や冷凍食品などの『中食』用のコメも含めれば、年間1万トン以上いくのに……」。あるコンビニ大手関係者は、申請が受理されなかったことを残念がった。

 ファミリーマートは、27日に3000トンの仕入れを求めたものの、農林水産省が同日中に受け付けを一時休止。大手小売り各社からの申請量が放出予定の20万トンに到達したためだ。

 ファミマは1キロ432円で6月上旬以降に販売開始する方針だったが、備蓄米の入手時期が遅れるため「6月中の販売を目指す」として、30日にも再申請する予定だという。

 セブン―イレブン・ジャパンも落選。農水省から「要件を満たしておらず対象外」と連絡があったという。セブンは「スーパーとは違うニーズがある」(担当者)として、店頭販売時の備蓄米の分量や価格などを検討している。

 ローソンは、農水省が受け付けを一時休止した後に申し込み、受理されなかった。30日、中小事業者などを対象に受け付けが再開された際に参加する予定。【佐久間一輝、鴨田玲奈】



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