すし店に侵入し8万円を盗んだとして現行犯逮捕された後に入院先の病院から逃走し、窃盗と建造物侵入の罪に問われた韓国籍の住所・職業不詳、佐藤●(=さんずいに元)基(もとき)こと金●(=さんずいに元)基(きん・げんき)被告(65)の判決公判が26日、東京地裁で開かれ、石田寿一裁判官は懲役2年2月(求刑懲役3年)を言い渡した。
金被告は今年8月13日、中野区本町のすし店に侵入し、8万円を盗んだとして現行犯逮捕されたが、店主の男性が発見して追いかけた際に階段から転落し鎖骨骨折などのけがを負い、治療のため同日中に釈放。東京警察病院(同区)に入院した。
9日間の入院予定だったが、18日朝に1人で病院5階の多目的トイレに入り、付き添いの警視庁中野署員に忘れ物を取ってくるよう依頼した直後に逃走。27日午前、同署に電話し「もう疲れたので出頭したい」などと述べ、接触場所として指定したバス停で身柄を確保された。