「半日以上、両親の遺体のそばで…」 大阪池田市・夫婦死亡事件、残された女児にも刺し傷が 知人は涙ながらに「娘さんに愛情を注いでいた事実は、間違いなく存在」


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 府警詰め記者によると、

「店の従業員が、迷子として保護した5歳女児から“父と母がけんかした。ナイフを持っていて、どちらかがけがをした”と聞いて110番通報。男女二人が寝室で見つかり、その場で死亡が確認されました」

女児の背中にも刺し傷

「死因は、男性が首や腹部を刺したことなどによる急性心停止、女性は腹部を何度も刺されたことによる出血および空気塞栓、つまり出血死です。二人は女児の両親で、この集合住宅で3人暮らしをしていた。女児の背中にも刺し傷があったことが分かっています」

 父親が家族を襲い無理心中を図ったとされるが、

「女児の傷は全治2週間程度でした。現在、彼女はその治療中で児童相談所の保護下にあり、警察も詳しい聴取ができていません。彼女の回復を待って警察が話を聞き、父親を殺人容疑などで被疑者死亡のまま書類送検する見通しです」

「“いつかこんなことになるのでは”と……」

「両親の死亡推定時刻は、父親が通報前日の19日午後、母親が17日の午後です。女児は母親が亡くなった後のおよそ2日半、両親ともに息絶えてからは少なくとも半日から丸1日、一人で過ごしていたわけです」

 思えばその“予兆”はあった、と父親の知人が重い口を開く。

「いつかこんなことになるのでは、と心配していたんです。あくまで旦那いわくですけど、夫婦げんかが絶えず、奥さんが激高して包丁を持ち出したなどとも聞きました。けんかの原因は、自身が定職に就かず、介護福祉士の奥さんの収入で家族三人の生活を支えている状況。ただし旦那側としても、どうにもならん理由があったらしい」

 それは、数年前からうつ気味になり仕事が長続きしないという話で、

「旦那は高校を出てから長らく、彼の父が経営するコンビニを手伝ってました。それから介護関係の仕事を見つけて、働いていた施設で奥さんと出会ったのです。で、5〜6年前、結婚か出産を機にいまの集合住宅に入った。そのころ、精神的に不安定になり施設を辞め、アルバイトをするようになったと聞きました」



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