大阪維新の会の徳村聡(さとる)・大阪府議(46)の発言で名誉を傷つけられたなどとして、知人男性が慰謝料400万円の支払いを求めた訴訟の判決が26日、大阪地裁であった。内藤裕之裁判長は名誉毀損(きそん)などを認め、徳村氏に40万円の支払いを命じた。
判決によると徳村氏は平成29年1月、大阪市内であった会合で知人の男性医師について「すごい危険です」などと発言。終了後、男性の右肩を殴る暴行を加え、全治1カ月のけがをさせた。男性が経営する医院の移転をめぐり、2人は会合前から電話で口論になっていた。
内藤裁判長は判決理由で「発言は男性の社会的評価を低下させた」などと指摘。徳村氏は暴行を否定していたが、内藤裁判長は男性のけがの写真などから認定した。
徳村氏は「まったくの不当判決ですので控訴する」とのコメントを出した。