「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】


【写真】中学時代の山上被告の写真。進学校に進学した。当時の“あだ名”も

弁護人 「今、なにか信仰はありますか?」
母親 「世界平和統一家庭連合です」
弁護人 「それは旧統一教会のことですか?」
母親 「そうです」

 公判を傍聴した鈴木エイト氏が語る。

「山上被告の母親は1991年8月に入信し、その月末に2000万円、翌年の3月に3000万円を献金したことなどを証言しました。その際の献金は、1984年の被告人の父が自殺した際に下りた保険金6000万円から出したと言います。

 その後も父親から継いだばかりの自宅など全資産の4000万円を献金していたことが示され、リアルな献金事情が明かされた。証言中、母親は決して旧統一教会のせいにすることはなく、山上被告はその証言を険しい表情で聞いていました」

 山上被告には兄と妹がいた。弁護人の証拠調べでは、山上被告が家族と交わしていたメールのやり取りが公開された。前出・鈴木氏が続ける。

「メールは山上被告の送信ボックス、受信ボックス、未送信ボックスに残っていたものから主だったものが抜粋して読み上げられました。メール全文やその日時など詳しくは裁判長や裁判官、裁判員、検察官のみが配布された書面で見られる状況となっていた。

 母親には、旧統一教会への献金や、教団本部を訪ねるために渡韓することについて『カネはどうするのか』などと厳しく糾弾していたのが印象的でした。のちに自殺してしまった兄ともお金のことや家庭のことについてやり取りをし、時には兄を責めるような強い口調のメッセージもありました」



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