広島高裁は一票の格差「合憲」判決 7月参院選


 「一票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反し違憲だとして、広島県の弁護士3人が広島選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁(三木昌之裁判長)は26日、合憲との判断を示し、請求を棄却した。

 山口邦明弁護士らのグループが起こした訴訟の一つ。別の弁護士グループも14の高裁・高裁支部に全国45選挙区の選挙無効を求め提訴しており、広島高裁では13日も別の裁判長が合憲判決を出している。

 一連の訴訟の判決は「違憲状態」2件、「合憲」13件となった。12月4日の東京高裁判決で、高裁段階の判決が出そろい、最高裁は来年中にも統一判断を示す見通し。



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