【解説】「反日」イメージの李新大統領、就任後のスタンスは 韓国では日本への好感度が過去最高、李氏は“世論の動向に敏感に反応するタイプ”


FNNプライムオンライン

FNNソウル支局・一之瀬登記者と中継を結んで詳しく聞いていきます。

――李大統領は「対日強硬派」として知られていましたが?
たしかにこれまでの過激な発言から「反日」のイメージが強い李在明氏ですが、選挙戦では日韓関係を重視する姿勢を重ねて示しました。現在の韓国を取り巻く安全保障環境では、日米韓、日韓の連携は不可欠です。
さらに韓国の一般市民の間では今、日本に対する好感度が過去最高になっていて、もはや「反日」は票にならないと判断したとみられます。

――李大統領が「反日」のスタンスに変わる可能性は?
日韓の外交筋は「現在の良好な日韓関係をいきなり壊すことはしない」とみていて、実際、李氏は4日、いわゆる元徴用工問題などを踏まえ、「国家間の関係は政策の一貫性が重要」と話しています。
ただ、李氏は世論の動向に敏感に反応するタイプの政治家でもあります。元徴用工問題や慰安婦問題など韓国人が譲れないとする問題で前政権の方針を継続するかは読みにくく、外交筋も「警戒が必要」と話しています。

2025年は日韓国交正常化60周年で、李在明大統領のもと、どのようなパートナーになるか注目されます。

(「イット!」6月4日放送より)

フジテレビ,国際取材部



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