ロシアとウクライナの捕虜・遺体交換が難航 露「現場に現れず」主張


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 両国は2日の直接協議で、重傷、重病の捕虜や25歳以下の捕虜を交換することで合意した。捕虜交換の規模は、最大で1200人程度ずつになる見通しだという。両国は、双方が6000人の相手側兵士らの遺体を引き渡すことでも合意。露側は7~9日に捕虜や遺体を引き渡す準備があるとしていた。

 メジンスキー氏によると、ロシアはウクライナ側に対して捕虜交換の対象とする640人の名簿を提示し、ウクライナ兵1212人の遺体を交換場所まで移送したとしていた。しかし、ウクライナ側は交渉場所に現れなかったと訴え、「即座に交換するよう求める」と述べた。

 ウクライナ国防省などでつくる捕虜問題調整本部は7日、交流サイト(SNS)で、「ロシア側の主張は事実ではない」とした上で、捕虜の交換や兵士の遺体の返還について準備が整っていると強調した。【モスクワ山衛守剛】



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