警視庁職員証偽造、容疑で19歳少年を逮捕 滋賀県警





偽造された警視庁の職員証(滋賀県警提供)

 コンビニエンスストアのコピー機を使い、警視庁の職員証を偽造したとして、滋賀県警大津署と捜査2課は27日までに、無印公文書偽造の疑いで埼玉県上尾市の無職の少年(19)を緊急逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は詐欺グループのメンバーと共謀し、26日午後3時ごろ、大津市のコンビニエンスストアの店舗内に設置されたコピー機を用いて、少年が警視庁の職員であるかのような職員証を偽造したとしている。

 同署によると、少年は詐欺グループの中で金品などを受け取る「受け子」の役割で、グループの上司らからの指示に従って職員証を偽造していたとみられる。

 偽造された職員証には「警視庁」や「生活安全総務課」などと書かれ、少年の写真が写っていた。特殊詐欺警戒中だった捜査2課の捜査員がコピーした職員証をはさみで切るなどの少年の行動を不審に思って職務質問したところ、犯行が明らかになったという。

 同署は偽造した職員証の使い道などを調べている。



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