マクドナルド優待券、650円は本当にお得?株主になるにはいくら必要?

マクドナルドで株主優待券を使う友人を見て、「株主なの?」と尋ねたら「金券ショップで買った」と返答され、興味を持つ人は多いでしょう。このマクドナルド 株主優待券、実は単品価格の高いメニューを組み合わせると1枚で1000円以上の価値になることも。では、株主優待を直接手に入れるため株主になるにはいくら必要なのでしょうか? 金券ショップでの購入と比較し、本当にお得なのかを解説します。

優待券1枚の驚くべき価値

日本マクドナルドの株主優待券1枚で、「バーガー類」「サイドメニュー」「ドリンク」をそれぞれ1つずつ選べます。セットメニューと同じ構成ですが、選べる幅が広く、単品価格の高い商品を組み合わせると1000円を超える注文が可能です。チケットは切り離して別々に使うこともできます。

例えば、倍ビッグマック(単品720円)をセット(990円)にし、ポテトをLサイズ(+50円)、ドリンクをマックフロート(+70円)にすると、合計1110円分になります。優待券を使えばこの組み合わせがそのまま注文できます。ある金券ショップでは1枚780円で販売されており、これなら330円お得です。650円で入手できればさらにお得。1回の食事としては大きな割引となり、家計を助ける可能性があります。

マクドナルドの株主優待券の束と注文した商品のイメージ。優待券1枚でバーガー、サイド、ドリンクを選べる様子を示す。マクドナルドの株主優待券の束と注文した商品のイメージ。優待券1枚でバーガー、サイド、ドリンクを選べる様子を示す。

株主になって優待を得るには?

金券ショップでの購入は手軽ですが、購入費用がかかります。株主になって直接株主優待券を得ることを考える人もいるでしょう。日本マクドナルドの株式を100株保有すると、優待券が年に2回(1回につき6枚)、年間合計12枚届きます(1年以上の継続保有が必要です)。前記の計算通り1枚約1110円相当とすると、年間で約1万3000円の価値になります。

さらに、2024年度は1株あたり年間49円の配当があり、100株で4900円です。優待と配当金を合わせると、年間約1万8000円のリターンが見込めます。2025年4月16日時点の終値は1株6050円なので、株主優待を得るには約60万円の投資が必要です。年利0.2%の普通預金(年間約1200円の利息)と比べれば、大きなリターンに見えるかもしれません。しかし、株価は常に変動し、優待や配当金以上の損失が出るリスクもあります。また、株主優待制度自体が変更または廃止される可能性もゼロではありません。投資は優待目的だけでなく、企業の業績や将来性などを総合的に判断することが重要です。

まとめ

マクドナルドの株主優待券は、金券ショップで購入してもお得になる場合がありますが、最もお得に、かつ安定して入手するには株主になる方法があります。しかし、株主優待配当を目当てに株式投資を行う際は、必要な資金や株価変動、制度変更のリスクも考慮し、企業の将来性などを総合的に検討することが不可欠です。賢い選択をするために、様々な角度から情報を収集しましょう。

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