6月4日にニューシングル『BOYZ』をリリースし、5月17日にはこれまでに発表した66曲のサブスクリプション配信を開始するなど、グループ名にちなんだ“6”周年に向けて精力的に活動を続けるSixTONES。メンバーそれぞれの活躍も目覚ましい。
スポーツ紙記者によると、「6月2日、SixTONESの田中樹さんが初めて単独主演を務める舞台『ぼくらの七日間戦争2025』の新たな出演者が発表されました。この舞台は、8月の東京公演を皮切りに、大阪、京都、愛知、熊本と全国5か所で上演される予定です」。今作には、佐野ひなこさんや中山莉子さんといった若手キャストに加え、伊藤かずえさんや風間トオルさんといったベテラン勢も名を連ねているが、中でも特に注目を集めている出演者がいるという。
その人物こそが、「樹さんの実の兄である田中彪(ひょうが)さんなのです」という。樹さんの兄といえば、元KAT-TUNの田中聖さんがよく知られているが、田中家は5人兄弟で、驚くべきことに全員が芸能関連の仕事に携わっている。
芸能プロ関係者によると、「長男の一成(かずなる)さんは『T-gene』という芸能マネジメントや舞台の運営・製作を手がける会社を経営しており、そこにタレントとして三男の彪さんが所属しています。次男が聖さん、四男が樹さんで、五男の彗(すばる)さんは今年、社会人野球選手から役者に転身しました」。聖さんが過去に複数回逮捕されるなど、苦労も少なくない田中家だが、「両親を含め、今でも家族仲は良好だそうです。樹さんもテレビやラジオで楽しそうに家族のエピソードを話すことがあります」。
では、今回の兄弟共演はどのように実現したのだろうか。前述の芸能プロ関係者は、「今回の舞台の製作委員会に、長男の一成さんの会社『T-gene』が参加しており、一成さん自身もチーフプロデューサーの1人として名を連ねています」と説明する。
さらに、今回の共演には樹さんの「恩返し」という側面もあると指摘されている。「SixTONESの田中樹として、ドラマやバラエティーで活躍し、“田中聖の弟”という肩書から『独り立ち』した今、今度は自分が持てる力を使って、兄弟の人気を引き上げたいと考えているのではないでしょうか」。
樹さん自身、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に入所した当初は「田中聖の弟」として注目を浴びたが、その後の聖さんの不祥事によって、樹さんまで冷ややかな目で見られるようになった時期もあった。これについて樹さんは、雑誌『Myojo』の2020年9月号で「そんなハンデなんかより最初にもらったアドバンテージがよっぽどデカイ」と振り返っている。
自身が世間に認知されることの重要性を痛感しているからこそ、舞台での兄との共演を通じて、改めて家族のことを世間に浸透させたいという思いがあるのかもしれない。
田中家の今後のさらなる活躍は、まさに「こっから」始まるのかもしれない。
舞台『ぼくらの七日間戦争2025』で単独初主演を務めるSixTONESの田中樹