木村拓哉、STARTO慰労パーティにサプライズ登場 「三代目長男」としての覚悟か

5月下旬、STARTO ENTERTAINMENTは日頃から仕事で関わりのある広告関係者を労うパーティを都内のホテルで開催しました。約300名の招待客が集まる会場には、福田淳社長(59)の姿も見られました。旧ジャニーズ事務所の創業者による性加害問題を受け設立された同社にとって、所属タレントたちの活動を支える関係者への感謝を示す場となりました。

STARTO主催のクライアント慰労パーティへ向かう木村拓哉STARTO主催のクライアント慰労パーティへ向かう木村拓哉

パーティの詳細とタレントの登壇

パーティでは、取締役CMOを務める井ノ原快彦さん(49)が登壇し、挨拶を行いました。会場には若手のタレントも多数出席しており、井ノ原さんとの軽快なやり取りで会場を盛り上げました。STARTO社のタレントたちが一丸となって再出発を図る姿勢がうかがえました。

木村拓哉サプライズ登場とその意図

会場が和やかな雰囲気に包まれる中、思わぬサプライズがありました。木村拓哉さん(52)が突然ステージ上に姿を見せたのです。スターの登場に、会場のボルテージは一気に最高潮に達しました。木村さんは集まった関係者に対し、「どのような状況でもSTARTO社を支えてくださる仕事関係の方々のおかげで、私自身や後輩たちが活動できています」と、深い感謝の言葉を述べました。

木村さんは現在、主演映画『教場』の撮影で多忙を極めていますが、その合間を縫ってこのパーティに駆け付けたといいます。芸能関係者によると、その背景には、事務所の顔ともいえる「長男」として、後輩たちを牽引していくという強い自負があったからではないか、と見られています。

「長男」の系譜と木村への期待

STARTO社の本格始動から約1年を経て、今回の木村さんの行動は、いわば「三代目長男」としての就任を印象付けるものとも捉えられます。ジャニーズ事務所時代は、長きにわたり近藤真彦さん(60)が「初代長男」として君臨していましたが、2020年に不倫が報じられ謝罪、活動自粛中の2021年4月に事務所を退所しました。

その後、「二代目長男」として東山紀之さん(58)が後を継ぎましたが、創業者による性加害問題の被害者への補償業務に専念するため、2023年末をもって芸能界を引退しました。多くのタレントが事務所から独立する道を選ぶ中、木村さんはSTARTO社に残り、「三代目長男」として後輩たちを引っ張っていく道を選んだのです。

近藤さんは、後輩の面倒見が良いというよりは、自身のレーサー活動などを優先する傾向があり、後輩からの人望は正直なところ薄かったとされます。19年に木村さんが近藤さんのラジオ番組に出演した際、近藤さんから「いつまでやりますかね、『キムタク』?」と演技についていじられたことがあり、こうした近藤さんの発言には当時批判の声も上がっていました。関係者の間では、木村さんならば近藤さんとは異なる、真に後輩を導く「長男」像を築いてくれるだろうという期待が高まっています。

結論

STARTO ENTERTAINMENTの慰労パーティにサプライズ登場し、関係者や後輩への感謝と責任感を示した木村拓哉さん。過去の「長男」たちの経緯を経て、彼は事務所を支え、後輩たちを新たな光へと導く存在として、その役割を果たしていく覚悟を示したと言えるでしょう。

出展:女性自身 2025年6月24日号