母子3人殺害で被告人質問 元警察官、福岡地裁

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 福岡県小郡市の住宅で平成29年6月、母子3人が殺害された事件の裁判員裁判で、殺人罪に問われた元県警警察官の中田充被告(41)の被告人質問の公判が29日、福岡地裁で開かれた。

 被告は逮捕段階から一貫して無罪を主張。有罪か無罪かを判断するための審理はいったん終結しており、この日は主に、量刑の判断材料となる情状に関するやりとりがあった。被告人質問に先立つ証人尋問では、遺族が厳しい刑を言い渡すよう求めた。

 起訴状によると、被告は通信指令課所属の巡査部長だった29年6月5日深夜~6日未明、自宅で小4の長男、涼介君=当時(9)、小1の長女、実優さん=同(6)=の首をひものようなもので絞め、妻の由紀子さん=同(38)=の首を圧迫し、いずれも窒息死させたとしている。

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