国土交通省は29日、パイロットから基準値を超えるアルコールが検出されるなど飲酒不祥事を理由に、スターフライヤー(北九州市)と格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)に業務改善勧告を出した。
国交省などによると、スターフライヤーでは8月11日、北九州発台北行きの副操縦士から乗務前検査でアルコールを検知し、遅れが出た。7月31日には、那覇発北九州行きの機長と副操縦士にアルコール検査を実施しなかった。離陸直前に駐機場に引き返し欠航となった。
ジェットスター・ジャパンは9月27日、いずれも関西発の成田行きの機長と、札幌行きの機長から乗務前にアルコールが検出され、複数便に欠航や遅れが出た。