攻撃受けたウラン濃縮施設で放射能汚染か イスラエル軍がテヘランの一部に退避勧告


■夜空を飛び交うミサイル

 13日のイスラエルによるイラン核施設への先制攻撃を発端にした、報復に次ぐ報復の連鎖。

 夜の町に響く警報音とともに、1000キロ以上離れたイランからの攻撃と、それを撃ち落とすためのミサイルが入り乱れます。取材でエルサレムに入っているANNの記者も、急いでシェルターに避難します。

 徐々にイスラエル側の被害も大きくなってきました。

 イスラエルメディアは、北部の港湾都市ハイファにある火力発電所などが標的になったと報じています。

 イスラエル軍によると、一晩の攻撃で8人が死亡。これまでの死者は24人に上っています。

■イラン国営TV 生放送中に空爆

イスラエル軍報道官
「我々はテヘラン上空の制空権を完全に獲得したと言えます」

 イスラエル軍はイランの首都テヘランの一部地域に退避通告を出しました。今後、攻撃を強化すると警告しています。

 イラン国営テレビの生放送の様子です。大きな衝撃音が聞こえると、放送は中断され司会者が外に逃げ出します。

 イランのメディアは国営テレビの本部から赤い炎や黒い煙が上がっている映像も伝えています。

 もはや民間人も例外ではなく、イラン保健省によると、これまでに少なくとも224人が死亡し、その9割が民間人だと発表しています。

イラン外務省 バガイ報道官のXから
「住宅地への攻撃に加えて病院への攻撃は国際ルールの重大な違反であり、戦争犯罪です」

 イランの首都テヘランからは、多くの市民が脱出を始めていますが、隣国のパキスタンは、イランとの国境を無期限に閉鎖したとの情報も出ています。



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