元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が18日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事(47)の疑惑を告発した元県幹部の私的情報を漏えいした問題について言及した。
この問題で、政治団体代表の立花孝志氏が自身に情報を提供したという県職員の実名を公表したことを受け、斎藤氏は17日の会見で、対応を聞かれ、「県として今の段階で動くことは考えていない。警察に委ねるのが大切」と述べ、追加調査はしない考えを改めて示した。
橋下氏は「斎藤知事『捜査にゆだねる』 立花氏『情報漏洩した県職員名』挙げる」と題された記事を引用し、「いやいや、こういう時にこそ元県民局長にやったような、斎藤さん持ち前の県庁組織あげての調査をせなあかん。PC内調査もせな」とつづった。
この問題では、調査した第三者委員会が井ノ本知明元総務部長による県議3人への漏えいを認定し、斎藤氏らが指示した可能性を指摘。神戸学院大の上脇博之教授が10日、井ノ本氏と斎藤氏、片山安孝元副知事に対する告発状を神戸地検に出した。
また、自民党の長瀬猛県議が、井ノ本氏に対する地方公務員法(守秘義務)違反容疑の告発状を県警に提出した。県警が受理するかどうか検討している。