昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さんが19日、SNSで思いを吐露した。
深夜にインスタグラムのストーリーズで「毎晩目を閉じたら、冷凍保存されたトラウマが蘇ってきて、怖いから眠れない。何も考えずに寝たいって、ずっと思ってる。早く楽になりたい」と真っ黒な画面をバックに記述。
「2年前のトラウマがなかったら、普通に仕事をして、普通に友人と会えて、普通にご飯を食べられているはずだったと思うと苦しくて、元の人生が欲しくてたまらない」と悔しさをにじませ、「どれだけ誠実に向き合っても、勝手に真実を歪(ゆが)められる」とコメント。
「今、私が死んでも、誰も責任を問われないし、多くの人達が表現の自由で守られるのでしょう。私が死んでも何も変わらない。だから頑張って生きてきたけど、人生を返して欲しいって思うことの何がそんなに悪いのでしょうかね」と続けた。そして「私が生きていることはそんなに不都合なのかな」と問いかけ、「#眠れないから夜中のぼやき」とつづっていた。
渡邊さんは2020年、フジテレビ入社も23年から体調不良のため休職。24年8月末に退社した。同年10月、自身のインスタグラムでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたと公表。5月29日には「現在一部の方による、度を超えた誹謗(ひぼう)中傷や脅迫行為が継続しており、非常に憂慮すべき状況となっております」と誹謗中傷が継続していることを明かしている。
報知新聞社