平成30年政治資金収支報告書 ポスト安倍の資金力 岸田氏ややリード





自民党内で「ポスト安倍」候補と取り沙汰される8人の収入を比較した結果、首位となった岸田文雄政調会長(春名中撮影)

 自民党内で「ポスト安倍」候補として取り沙汰される8人の収入を平成30年分の政治資金収支報告書で比較したところ、岸田文雄政調会長が1億6393万円で首位となった。2位は茂木敏充外相で1億5502万円。小泉進次郎環境相が1億2600万円で続いた。安倍晋三首相が党総裁の任期満了を迎える令和3年9月をにらみ、岸田氏が資金力でややリード。茂木氏が追う構図となっている。

 3氏とも、特定パーティーと呼ばれる収入1千万円以上の政治資金パーティーによる収入が目立った。岸田氏は9311万円。小泉氏は6268万円を集めた。

 企業・団体献金での収入では、茂木氏が8人中トップの3818万円だった。個人献金が最も多かったのは小泉氏で2075万円。

 平成30年9月の総裁選で安倍晋三首相に挑んだ石破茂元幹事長は4位で1億1383万円。新元号発表を機に知名度を上げた菅義偉(すが・よしひで)官房長官の1億1343万円が続いた。

 6位以下は、加藤勝信厚生労働相(1億1077万円)、野田聖子元総務相(1億689万円)、河野太郎防衛相(7430万円)の順だった。

 政治資金規正法に基づき「国会議員関係政治団体」として総務相や県選管に届け出た団体を対象に集計した。



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