コメ農家アンケート開始 農水省、安定供給へ「声」聴取 米価動向に影響も

日本の米の安定供給に向け、農水省の小泉大臣は19日、全国のコメ生産者アンケートを開始しました。高齢化が進む農業の現状を踏まえ、将来の生産意向を直接聞き取り、今後のコメ政策に生かす考えです。「国が作ってと言っても、個々が作らないと言えば政策は進まない。現場のを聞きたい」と大臣は述べ、増産方針への意向反映を目指します。

アンケート概要と生産者の反応

アンケートは19日から7月末、農水省HPで自主回答形式。住所、年齢、作付面積、販売先、将来意向、農政への期待など数十問。
染谷茂氏(柏染谷農場、75)は「回答は大事」「若い人が農業やってよかった環境作りを」と期待。意見活用を求めました。
中森剛志代表(埼玉の大規模農業法人)は「前向き」も、「地域計画とほぼ同じ。そちら活用でも」と疑問視。
コメ農家向けアンケートに回答する染谷氏コメ農家向けアンケートに回答する染谷氏

米市場の異変:スポット価格下落

大臣が「スピード感を持って声を集める」中、高止まりしていた銘柄米に変化。コメのスポット取引価格値下がりしています。
スポット価格は卸売業者間の取引。流通全体割合は小さいが、最近2週間で銘柄米スポット価格が3割以上下落との声も。
流通経済研究所の折笠俊輔氏(主席研究員)は、備蓄米出回りで銘柄米需要が下がりスポット価格が安いと分析。スーパーで現在5キロ4500円近くの銘柄米が、1か月後には4000円を切る可能性を示唆。
流通経済研究所の折笠主席研究員が価格動向を解説流通経済研究所の折笠主席研究員が価格動向を解説

まとめ

農水省コメ農家アンケート米の安定供給へ生産者のを反映。一方、市場では備蓄米影響でスポット価格下落、銘柄米**店頭価格に影響も。高齢化と市場変動の中、今後のコメ政策米価**動向が注目されます。

参照

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e69de18c998bdefc1819ed9ed339ba5c8f23a12