注射針で刺される被害を145人が訴え、12人拘束 フランス


被害者が注射針で襲われる事件はフランス全土で発生。首都パリの警察は、市内で少なくとも13件の発生を確認した。

注射器を使って被害者の腕や脚、尻などに薬物を注入する手口は「ニードル・スパイキング」と呼ばれる。今回の事件に関連して、暴行目的で被害者をもうろうとさせたり意識を失わせたりするロヒプノールやGHBのようなデートレイプ薬物が使われたかどうかは分かっていない。

内務省広報は23日、「事態を深刻に受け止めている」「毒物検査を行って捜査を進めている」とCNNに語った。

音楽の祭典「フェット・ド・ラ・ミュージック」は21日から22日にかけてフランス全土で開かれ、数百万人が詰めかけた。パリは「前例のない」混雑ぶりだったと当局者は伝えている。

パリ警察のトップによると、パリの人出は普段の3~4倍だった。

フェスティバルを前にSNSでは、注射器を使った犯行に注意するようインフルエンサーなどが女性に注意を呼びかけていた。

パリ検察によると、15歳の女性と18歳の男性を含む3人から市内で注射針を刺されたという被害の届け出があり、捜査を開始した。3人とも注射針を刺されて気分が悪くなったと訴えているという。

ニードル・スパイキング以外にも、21日にはフランス全土で371人がさまざまな容疑で警察に逮捕された。



Source link