元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さん(28)が、初の写真集『水平線』を発売する。昨年8月末にフジテレビを退社後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を公表し、約1年の闘病期間を経て活動を再開。NEWSポストセブンでの連載も好評の中、今回は写真集への挑戦とその背景にある思いを語った。
渡邊渚さん初の写真集『水平線』の表紙カット。タイの島で撮影された解放的な笑顔
初写真集への葛藤と批判
自身の経験として、初めての写真集を出すことに驚きと戸惑いがあったことを明かし、担当編集者に「私の写真集なんか誰も見ない」と伝えたほどの葛藤があった。しかし周囲の応援で挑戦を決意。この半年間、「PTSDの人間ができる仕事ではない」「病気は嘘」といった批判、特にグラビア登場への「肌露出は無理」という声に晒されてきた。
しかし、渡邊さんは自身がそれを「できる」「むしろ、できてしまう」と語る。病気になる前の経験に加え、闘病で自分を解放することに躊躇がなくなった。これを「トラウマの再演」と見る向きへの自問自答を経て、写真集制作を決意した。
新写真集『水平線』からのカット。闘病を経て心境の変化を語る渡邊渚さん
自分を愛し、大事にするための挑戦
写真集への最大の動機は、「今の自分を残したい。世間に恥じることなんてないし、誠実に生きている。そんな自分を再び愛し、大事にしたい」という強い思い。信頼できるスタッフとの撮影だったこともあり、タイ・クッド島での撮影に臨んだ。
初の写真集『水平線』には、渡邊渚さんの闘病後の葛藤、そして自分自身を受け入れ前を向く強いメッセージが込められている。批判を乗り越え誠実に生きる姿は、読者に勇気を与えるだろう。
参考資料
Source: NEWSポストセブン / Yahoo!ニュース