日本の若い女性に多い「低体重」問題にpecoさんが提言:体型より「心の健康」を優先する生き方

モデルでタレントのpecoさんが、自身の体型やダイエットに関する考えを語り、日本の若い女性たちが抱える体型への悩みや「低体重」問題に提言を行いました。自身の経験を交えながら、外見よりも心の健康を優先する生き方の重要性を訴えています。

pecoさんはかつて、自身のプロデュースする服について触れた際、「158cm 48kg」と体重を公表し話題となりました。しかし彼女は、体重や体型について「どうでもいい」と語り、「太っているとかやせているとかも関係なく、自分の体型は、心が健康で自分がこれでいいと思えていればそれでいい」との考えを示しています。

pecoさん、日本の若い女性へのメッセージ。体型と自己肯定感について語るpecoさん、日本の若い女性へのメッセージ。体型と自己肯定感について語る

「いまの自分が好きなら、その体型でいい」とpecoさんは強調します。たとえどんな体型であっても、「今の自分はとりあえず100点です」と自分自身で肯定することが何よりも大切だと言います。「いまの自分に『×』をつけてはダメ。自分で自分を否定しない。まずは、心の健康が一番大事だから」。

厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」(令和5年)によると、20~30代の女性の20.2%、実に5人に1人がBMI18.5未満の「低体重」状態にあることが示されています。多くの女性が「やせたい」という願望を持つ一方で、健康的な視点からは低体重も問題視されています。

もちろん、体型変化から「やせたい」と思うこと自体は自然なことであり、それを否定するものではありません。しかしpecoさんは、もし「いまの自分が嫌で、やせたい、やせたいと思いすぎてやせた」のだとすれば、それは「自分へのハグが足りないかなぁ」と感じると述べます。やせること自体より、その動機が自分否定から来ていないかが重要だとしています。

pecoさん自身も、かつて読者モデルからテレビに出始めた頃、当時のマネージャーから「やせなさい」と言われたことから一度だけダイエットをした経験があるといいます。しかしその際も、「なんで?」と感じていたそうで、「太っててなにがアカンの? かわいいやん!」と思っていたと振り返ります。

pecoさんのメッセージは、現代社会、特に若い女性に蔓延する体型に関するプレッシャーや、「やせ」を求める風潮に対し、立ち止まって自分自身の「心の健康」や「自己肯定感」に目を向けることの重要性を強く訴えかけるものです。他人との比較ではなく、自分が心地よく、自分自身を肯定できるあり方が最も大切だという力強いエールとなっています。

Source link