【安倍政権考】政権の裏方から表舞台へ 北村局長の素顔

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安倍晋三首相とともに会談に出席した北村滋氏(左)=米ニューヨーク(共同)

安倍晋三首相とともに会談に出席した北村滋氏(左)=米ニューヨーク(共同)

 国家安全保障局(NSS)の北村滋局長が外交の表舞台で活動を本格化させている。就任直後に米露の安全保障担当者と面会したほか、12月には中国で外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けっち)共産党政治局員と会談する方向だ。NSS局長として日本の安全保障の司令塔を担うだけではなく、安倍晋三首相の考えを直接知る側近でもあるが、長らく国内外の情報を集約する内閣情報官として「裏方」に徹してきたため、素顔は謎に包まれてきた。北村氏とはどのような人物なのか。

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 北村氏がNSS局長として本格的な“日米外交デビュー”を果たしたのが9月の米ワシントン・ホワイトハウスでのオブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との会談だ。同月には訪日したロシアのプーチン大統領の側近、パトルシェフ安全保障会議書記とも面会しており、北方領土問題を含む平和条約締結交渉や北朝鮮情勢などを意見交換したとみられる。

 これに、12月に予定する中国の楊氏を加えれば、年内に日本の安全保障と密接な関わりがある米中露それぞれのカウンターパートとの会談が実現することになる。年末には首相が訪中する予定で、来年春には習近平国家主席の国賓来日も控えている。楊氏との会談は一連の日中外交を地ならしする目的もある。

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