昨年2月に「子宮体がん」を公表し、闘病経験を明かしていた女優の西丸優子(45)が1日、自身のインスタグラムを更新し、抗がん剤治療終了から丸1年が経過した現在の体調について詳しく報告した。
抗がん剤治療終了1年を報告する西丸優子さん、元気そうな姿を披露
西丸は、あじさいの花と共に笑顔の自身の写真を投稿し、「ラストケモ(最後の抗がん剤治療)から1年が経過しました おかげさまで元気にしております」と現在の良好な体調を報告。過去の壮絶な経験を振り返り、「去年の今頃は全身ツルッツルだっなぁ~とハゲ頭が懐かしくも感じます笑」とユーモアを交えつつ、抗がん剤治療による脱毛からの回復について具体的に述べた。
抗がん剤治療後の変化:頭髪の復活とその他の副作用
治療の副作用で一度は失われた髪の毛は、「ご覧の通り、頭髪はフッサフサに復活しました」と明かした。自身は猫っ毛に憧れていたものの、期待とは裏腹に「相変わらずの多毛剛毛」で、さらに「若干癖っぽくなってしまったおかげで更にボリューミーになってしまいました」と、元の髪質に戻りつつも変化が見られることを伝えた。
また、抗がん剤治療では体毛だけでなく眉毛やまつ毛も抜けることが多いが、西丸の場合、「まつ毛はいまだにちょっとまばら」「眉毛もまばら」な状態が続いているという。
手足の痺れ(しびれ)については、「割としぶとく残っていたものの、徐々に弱くなり完全に消えました」と報告。現在は痺れに対する薬も飲んでいないとのこと。治療中に見られた浮腫(むくみ)も、「3月くらいかな?突然なくなって、今はスッキリしています」と改善されたことを明かした。
子宮・卵巣全摘出による更年期症状と現在のケア
子宮と卵巣の全摘出手術を受けたことによる更年期症状についても触れた。抗がん剤治療中は毎日のようにホットフラッシュに悩まされていたが、抗がん剤治療を終えてホルモン補充療法が始まり、薬を飲み始めてからは「それはピタリと止まりました」と、ホルモン療法が効果的だったことを説明。
メンタル面の大きな症状はないとしつつも、体調の変化は感じており、「とても疲れやすかったり、異常な肩コリと腰痛、目眩や怠さ、眠りの浅さなんかは結構感じてて、これももしかしたら更年期症状なのかもしれません」と、婦人科系の手術や治療による長期的な影響について推測を述べた。
現在の健康維持のために、「処方して頂いてるお薬は毎日飲んでいるので、それプラス、食事だったり、サプリだったり、、何か出来る事はないかなぁと日々色々模索しているところではあります」と、多角的なアプローチを試みていることを明かした。
これまでの経緯:がん発見から経過観察まで
西丸は昨年2月7日の自身の投稿で、前年に子宮体がんが見つかり、クリスマスに子宮と両卵巣の全摘出およびリンパ郭清手術を受けたことを公表。早期発見だったためがんはしっかり取り切れたと報告していたが、病理検査の結果「癌の脈管侵襲」が見られたため、転移予防のために抗がん剤治療を受けることになった経緯を説明していた。その後、同6月には予定されていた最後の6クール目の投与が終了。11月には医師から「経過観察」を告げられ、治療の大きな節目を迎えていた。
現在の投稿の最後では、フォロワーに向けて「暑いので、皆様お身体に気をつけてお過ごし下さいね!!」と気遣いのメッセージを送っている。抗がん剤治療終了から1年が経過し、体力や髪の毛の回復が見られる一方で、更年期症状の可能性も含め、体調と向き合いながら日々を過ごしている様子がうかがえる。
[出典] https://news.yahoo.co.jp/articles/477da891bf5f14c8dc478a17b4d3b8f3a102f555