NHKは6月30日、再放送していた連続テレビ小説「チョッちゃん」の、7月1日〜20日までの放送分を休止すると発表した。
【画像】朝ドラ「チョッちゃん」の放送休止を伝えるNHKの投稿
「チョッちゃん」は、俳優でタレントの黒柳徹子さんの母、黒柳朝さんの半生をモデルにした作品で、1987年4月6日から同年10月3日まで放送された。
アンコール放送として、2025年3月24日から月曜〜土曜日の午前7時15分からNHKBSとBSプレミアム4Kで放映されていたが、約3週間放送がなくなる。
NHKは、「7月20日(日)投開票予定の参議院選挙をめぐる状況などをふまえて総合的に判断したものです」と説明している。
また、主役の岩崎蝶子を演じる古村比呂さんも「チョッと残念なお知らせ」として、しばらく放送をお休みすると自信のブログで伝えた。
連続テレビ小説が3週間も放送を休止するのは珍しい。NHKの発表の後、SNSには「番組の内容?」「出演者が立候補するの?」などの声が投稿された。
ハフポスト日本版はNHKに、具体的な放送休止理由と、過去にも同じような判断があったのかを尋ねたところ、次のような回答が寄せられた。
「NHKは、放送ガイドラインで、放送法の原則や公職選挙法の趣旨に従って選挙の公正を損なわないようにするなどと定めており、特に選挙期間中や選挙間近の時期には、これまでも、こうした方針に則って予定を変更するなどの対応をしております」
NHKが放送休止を発表した後の7月1日、同番組で主人公の夫・岩崎要を演じる世良公則氏が記者会見をして、参議院選で無所属で立候補することを表明した。
NHKによると、『チョッちゃん』は7月21日(月)に第85回(6月30日分の再放送)から放送を再開する。終了日時は公表されていないが、全話放送するという。