明石家さんま、伝説の「27時間テレビ」車破壊事件を回顧 – レンジローバー思わぬ影響

タレントの明石家さんま(70)が、6月28日放送のMBSテレビ「痛快!明石家電視台」に出演し、過去のフジテレビ「27時間テレビ」で起きた伝説的な出来事を振り返った。この中で、ビートたけしとタモリによって愛車が破壊された一件と、それに続くレンジローバーの販売への驚くべき影響について語った。

痛快!明石家電視台で「27時間テレビ」車破壊事件を語る明石家さんま痛快!明石家電視台で「27時間テレビ」車破壊事件を語る明石家さんま

27時間テレビでの「伝説の放送事故」とは

番組では、さんまの52年間の芸歴を人生ゲーム形式でたどる企画が行われた。その中で、35歳のマスに記されていたのが「生放送で伝説の放送事故 ビートたけし、タモリに車を破壊される」という項目だった。さんまによると、当時の「27時間テレビ」内で、さんま所有のレンジローバーをたけしとタモリが運転し、車庫入れに挑戦するという企画があった。しかし、たけしが意図的に“悪ふざけ”を行い、車庫入れに失敗。結果としてさんまの愛車がボコボコに破壊される様子が生放送され、これが語り継がれる伝説の回となった。さんまは当時を振り返り、「あの時はレンジローバーは四駆の王様と言われた。(日本では)日本人がほとんど乗っていなかった」とその希少性を強調した。

レンジローバー販売への波及効果とローバー社の対応

この「27時間テレビ」での破壊シーン放送後、予期せぬ事態が起きたという。さんまが「ここで車庫入れやって、“あれは何の車だ”となって。レンジローバーの8月の売り上げが、ガーンと上がって」と明かした通り、日本でのレンジローバーの販売台数が激増したのだ。さらに後日談として、製造元のローバー社の社長が、なぜ日本で8月の売り上げが急上昇したのか本社で話題にした際、「実はさんまというタレントが乗ったおかげで…」と説明されたという。これに対し、ローバー社は「そしたらロバー社が家族をイングランドのラリー会場に全員招待するから、毎日乗ってくれ」と、“売り上げに貢献した”さんま一家にイギリスへの渡航とラリー観戦をオファーしてきたという。この意外な展開に、ゲストの長嶋一茂も驚きを隠せない様子だった。

さんまの愛車が破壊されるという生放送中の「事故」が、結果的に特定の自動車メーカーの販売促進に大きく貢献し、感謝されるという、まさに伝説に残るエピソードとなった。

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