【パリ=三井美奈】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが3日、2日にスペインで開幕した国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)参加のため、隣国ポルトガルのリスボンにヨットで上陸した。
グレタさんは環境への配慮から、温暖化ガス排出量の多い飛行機の移動を避けており、先月半ばに米東海岸を出航後、20日間かけて大西洋を渡った。会議会場のマドリードまで電車で移動する。
グレタさんは9月、英国からヨットで米ニューヨークに渡り、「気候行動サミット」に参加。その後、COP25の開催予定地だった南米チリに移動する予定だった。同国の反政府デモで会場がマドリードに変更されたのに伴い、支援者を募ってヨットの旅を続けていた。