【ワシントン時事】米CNNテレビ電子版は8日、ドナルド・トランプ前米大統領が昨年の大統領選挙期間中、中国が台湾に軍事侵攻した場合、「北京を爆撃する」と発言していたと報じた。この衝撃的な発言は、中国の習近平国家主席に対する警告として行われたという。CNNは、トランプ氏が資金集めのための会合で行った際の音声記録に基づいて伝えている。
報道によると、トランプ氏が爆撃を示唆した際、習氏は「北京を？」と聞き返して驚きを示した。これに対し、トランプ氏は「選択肢がない。爆撃しなければならない」と断言したとされる。習氏がなおも信じられない様子だったが、トランプ氏は「5％でも（信じてくれれば）オーケーだ」と述べ、習氏の台湾に対する行動を抑止する明確な狙いがあったことを強調したという。
トランプ前大統領がホワイトハウスの閣議に出席する様子
この発言が選挙期間中の非公式な会合で行われたものであるとはいえ、台湾を巡る米中の緊張が高まる中で、トランプ氏の対中強硬姿勢を改めて浮き彫りにするものとして注目される。
【出典】
Yahoo News / 時事通信
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