【ニューヨーク時事】連休明け7日午後のニューヨーク株式市場は、トランプ米大統領が日本や韓国に対し25%の関税を課すと表明したことを受け、下げ幅を拡大している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比で一時500ドル超下落した。ダウは午後0時半現在、前営業日終値比450.82ドル安の4万4377.71ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は175.34ポイント安の2万0425.76。
トランプ米大統領は7日、日本からの輸入品に25%の関税を課すと発表した。8月1日に発動され、自動車など分野別関税とは別に課されるという。韓国にも25%の関税を課す。日韓を含めた貿易相手国と米国の貿易摩擦の激化が意識され、投資家のリスク回避姿勢が台頭。米株は新関税率の発表後に下げ幅を拡大した。
また、前週3日の米株式相場では、市場予想を上回った米雇用統計を背景にナスダックやS&P500種株価指数がともに過去最高値を更新して引けた。高値警戒感から、買い進まれた銘柄を中心に利益確定の売りも出ている。