[クアラルンプール 10日 ロイター] – マレーシアのモハマド外相は10日、全ての書類が整い次第、中国が「東南アジア非核兵器地帯条約(SEANWFZ)」に署名すると明らかにした。
SEANWFZは1997年に発効。メンバーによる原子力利用を発電などの平和目的に限定している。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は中国、米国、英国、ロシア、フランスを含む世界の核保有国による同条約署名を目指している。
モハマド氏はASEAN・パートナー諸国外相会議の合間に記者団に対し「中国は無条件で条約に署名することを確約した」と述べた。
中国外務省からは今のところコメントを得られていない。
同省は先週、同条約を断固として支持し、率先して署名する意思があると表明した。