仙台市教育委員会は4日、女子生徒にわいせつな行為をしたとして、市立高校の男性教諭(47)を懲戒免職処分にしたと発表した。市教委は「学校教育に対する信頼を損ね、申し訳ない」と謝罪した。
市教委によると、男性教諭は今年8月、校内で女子生徒から私生活に関する相談を受けた際、上司に報告せずにその場で連絡先を交換。数日後、男性教諭が相談を口実に自宅に誘って胸などを触ったという。市教委はコンプライアンス研修で、生徒と連絡先を交換する際は上司や保護者に了解を取るよう指導していた。
女子生徒が9月、別の教員に「いやなことをされた」と相談し、市教委が調査。男性教諭は10月ごろから学校を休み、病気休暇を取っていたという。
市教委は4日、全市立校に対し、児童や生徒と私的に連絡先を交換しないなどルールの徹底を求める通知を出した。刑事告発については「慎重に判断する」としている。