夏の青春!映画やドラマ「水泳部」で輝いた女優たち:長澤まさみ、高岡早紀…忘れられない名シーン

じりじりと照りつける夏の太陽、水しぶきが輝くプール、そして眩しい青春のきらめき――。夏本番を迎えると、ふと心に浮かぶのは、映画やドラマに登場する「水泳部」の印象的な姿です。健康的な魅力と、競技に真剣に取り組むひたむきな眼差しは、多くの視聴者を惹きつけてきました。今回は、過去の作品で水泳部員を演じ、夏とともに記憶される女優たちに焦点を当て、彼女たちが作品の中で放った輝きと、心に残るシーンを振り返ります。

映画『ラフ ROUGH』での競泳用水着姿の長澤まさみさん映画『ラフ ROUGH』での競泳用水着姿の長澤まさみさん

『ラフ ROUGH』で見せた青春の輝き:長澤まさみ

2006年に公開された映画『ラフ ROUGH』は、あだち充氏の同名漫画を原作とした、高校競泳を舞台にした爽やかな青春ラブストーリーです。本作で、私立栄泉高校水泳部の飛び込み選手、二ノ宮亜美を演じたのが女優の長澤まさみさんでした。映画公開当時19歳だった長澤さんは、前年の映画『タッチ』に続き、2度目の“あだち作品ヒロイン”として注目を集めました。

亜美は、自由形選手の主人公・大和圭介(速水もこみちさん)と同じ栄泉高校の学生寮で日々を過ごす中で、淡い恋心を育んでいきます。作中では、競泳用水着やジャージ姿はもちろん、夏らしい海でのビキニ姿なども披露し、等身大の高校生の瑞々しい魅力を存分に表現しました。物語には、亜美が慕う幼なじみで日本記録を持つ大学生スイマー、仲西弘樹(阿部力さん)も登場し、圭介にとっては憧れであり越えるべきライバル。この2人の間で揺れる亜美の心情が繊細に描かれました。

物語中盤、ある出来事をきっかけに競技から距離を置いてしまう亜美ですが、終盤で描かれる飛び込みシーンは観る者に強い印象を残します。圭介と弘樹が対決する日本選手権の日、気持ちの整理がつかずに練習場の飛び込み台に佇む亜美のもとに現れたのは、圭介に想いを寄せるライバル、小柳かおり(市川由衣さん)でした。「一緒に飛ぼう」――。タイミングを合わせて2人でプールに飛び込むそのシーンは、まるでシンクロナイズドダイビングのように美しく、青春の葛藤とそれを乗り越える一歩が象徴された本作屈指の名場面と言えるでしょう。この後、かおりに背中を押された亜美は、2人が戦う水泳会場へと走り出します。

あの可憐な17歳、『バタアシ金魚』の高岡早紀

夏の水泳部ヒロインとして忘れられない存在の一人が、1990年の映画『バタアシ金魚』でヒロインを演じた高岡早紀さんです。当時17歳だった高岡さんが見せた、透明感あふれる可憐な水着姿は、公開当時大きな話題となりました。

真夏の高校を舞台にした本作は、水泳部員の青春と恋愛を描き、その瑞々しい映像と空気感が多くの観客を魅了しました。高岡さんが演じたヒロインは、主人公である水泳部員が憧れる存在として描かれ、その純粋で儚い魅力が、夏の光景と重なり合い、観る者の心に深く刻み込まれました。

夏の記憶に輝くヒロインたち

映画やドラマの「水泳部」に登場する女優たちは、その健康的で爽やかなイメージとともに、夏の記憶や青春の象徴として私たちの心に残ります。長澤まさみさんが『ラフ ROUGH』で見せた飛び込みへの情熱や恋の行方、高岡早紀さんが『バタアシ金魚』で放った透明感あふれる輝きなど、それぞれの作品で描かれた水泳部の日常や競技シーンは、単なるスポーツ描写に留まらず、登場人物たちの成長や人間ドラマを彩る重要な要素となっています。

夏本番を迎える今、これらの作品を見返してみるのも良いかもしれません。水しぶきの中に輝く彼女たちの姿が、あの頃の青春のきらめきを鮮やかに思い出させてくれるはずです。

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