アメリカのトランプ大統領が、欧州連合(EU)とメキシコに対して8月1日以降、30%の関税をかけると発表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「アメリカがEUとメキシコに30%関税」について解説します。
Q トランプ大統領が関税を上げるって聞いたよ。どうしてそんなことをするの?
A アメリカは自国の産業を守るため、他の国からの輸入品に高い関税をかけて、国内の企業が不利にならないようにしています。今回は、交渉が難航しているEUに30%の関税をかけると発表しました。これまでの20%から大きく引き上げる形です。
Q メキシコにも30%の関税をかけるんだね。
A メキシコからアメリカに合成麻薬フェンタニルが流れ込むのを防ぐ対策が十分でないと考えられているため、対策の強化を求めてこれまでの25%よりも高い関税をかけることにしました。
Q どんな商品が関税の対象になるの?
A 鉄鋼やアルミニウム、自動車など国家安全保障上のリスクを理由にした「分野別関税」以外の輸入品が対象です。
Q 他の国にも関税をかけるの?
A トランプ氏は、書簡を送らなかった国には15%か20%の関税をかける考えを示しています。