東京都「10年後に発展する駅」はどう変わる? 「JR」「大手私鉄」と「京急本線」「都営新宿線」の評価が逆転する可能性、「同じアクセスなら少しでも安い路線を」と考える人が増えた


大人気エリアは高騰して手が届きにくくなった

「郊外の戸建て志向が顕著だった昭和の高度経済成長期と異なり、いまのファミリー層のニーズは、少しでも都市部に近いマンション志向へとシフトしてきました。こうした“職住近接”の利便性を重視するトレンドは、コロナ禍を経てもあまり変わることなく、むしろより一層強まってきています。実際、中古マンションでも都心5区(港区・千代田区・中央区・渋谷区・新宿区)の平均価格は、ここ10年で約2倍になっています。

 一方、そうした大人気エリアの軒並み価格が高騰してなかなか手が届きにくくなっていることから、第2希望(セカンドニーズ)として、都心から1時間以内のエリアの人気も伸びています。都心への勤務や通学が近くて便利な立地ほど人口増加につながりやすくなっており、大規模なマンションが建つなど街の再開発が加速し、不動産の価格も伸びている傾向があります」(山本氏。以下「」内は同じ)



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